気になる頭皮のかゆみ・抜け毛・においを徹底解説

あなたは頭皮に自信がありますか?

ヘアケア製品メーカーの調査によると、
*約7割の人が「頭皮の悩みアリ」でした。
頭皮の悩みを抱える人は多いですね。
*引用:株式会社アリミノ https://apress.arimino.co.jp/column-20220719-001/



頭皮は髪に隠れて見えにくいので、ついついケアをする優先順位が低くなります。
少しの変化では気が付かず、大きな変化になって気づくことが多いのです。


気がつけば、かゆみが続く、臭いが気になる、髪のハリがない。
何かしなければと慌てたことはありませんか?


この記事では

  • 健康的な頭皮とは
  • 頭皮の3大悩みと原因
  • 頭皮をセルフチェック
  • 頭皮の3大悩みと対策

を丁寧に解説していきます。


ぜひ最後までご覧くださいね。




健康的な頭皮とは 他の肌と何が違うのか?

頭皮というと、肌というワードより馴染み深くありませんが、
簡単に説明すると「頭を覆う肌」

頭皮は顔の皮膚と基本的な構造は同じです。
それなら難しく考えなくてよいですね!

健康な肌は細胞の働きがカギ

肌について少し掘り下げてみましょう。

肌の一番上、つまり空気に触れる膜(表皮といいます)の中で
肌の細胞は生まれて、役割を果たして、自然に剥がれ落ちる、を繰り返しています。

この周期がよく聞いたことのある「ターンオーバー」です。


頭皮も同じように細胞が常に生まれ変わりを繰り返し、
古い細胞が剥がれ落ちたものが、いわゆる「フケ」です。

肌の一番上の膜は4つの層から成り立ち、
1番下の層(基底層)の細胞は分裂を繰り返し、新しい細胞を生み出します。

下から2番目の層(有棘層)では、細胞同士がお互いにしっかり手を繋いだ状態で連携して肌を支え、
外部から侵入する敵から戦うのです。


3番目の層(顆粒層)では細胞は「自分の仕事を終わらせて消える」準備をはじめ、
それと同時に4番目の層で肌を守るために必要な材料をつくります

肌を守るための必要な材料とは、「ケラチン」や「セラミドなどの脂質」。
馴染みのある成分ですね。


4番目の層(角層)、つまり最後の層では細胞は核を持たず、役目を果たして自然に剥がれ落ちるのを待っている状態です。
死んだ細胞の間に満たされた保湿成分よって細胞同士が結合し、肌表面をレンガの壁のように覆っています

このレンガの壁が外からの刺激を防ぎ、肌内部の水分を保つ役目を果たすのです。

レンガの壁が薄くなったり、壊れやすかったりすると、肌トラブルが起きやすくなります。



頭皮の特徴とは 顔の皮膚より汚れやすい?

頭皮は顔の皮膚と基本的な構造は同じです。

大きく違う点は2つ

  • 毛穴の大きさ
    頭皮の毛穴はかなり大きく、生える毛(髪の毛)は太く、
    顔の毛穴から生える毛は1本に対し、一つの毛穴から2〜3本の毛が生えています。

  • 皮脂と汗の分泌量が多い
    頭皮は皮脂を分泌する腺は顔のひたいや鼻の2倍以上
    分泌する量も多く、
    汗を分泌する腺は手のひらや足の裏に次に多くあり、分泌量が多いのが特徴です。


これらと頭皮の環境から起こる悩みと原因を解説しますね。


頭皮の3つの悩み かゆみ・抜け毛・においの原因

1.かゆみの原因


かゆみは、体のどこかで異常が起きていることを知らせてくれるサインです。
頭皮のかゆみも同様、原因を探ってみましょう。

  • 高温多湿な環境
    頭皮は顔の皮膚に比べて、皮脂と汗の量がおおく、
    毛髪に覆われているために熱や水分がこもりやすい環境です。

    高温多湿な環境は常在菌が増殖したり、皮脂の分解が進みやすく、
    それに伴い皮膚を刺激し赤みやかゆみを引き起こす物質が作られやすくなります。


  • 洗浄力の強いシャンプーの使用
    皮脂は多すぎると刺激の原因になりますが、頭皮を守るために必要です。
    洗浄力が強いシャンプーは頭皮に必要な皮脂も取り去ります

    私達の体は常にバランスをとる働きがあり、取りすぎた皮脂を補おうと
    通常より多く皮脂をつくり分泌します。
    このサイクルがかゆみの原因です。


  • 頭皮の皮脂や汚れが残ったまま
    皮脂や脂肪酸は粘度がある液状から固形のものもあります。
    脂とフケや汚れが混じり合い、頭皮や髪に絡みつき固形になるのです。

    お湯だけでは簡単に洗い流すことが難しく、毛髪があるために頭皮に残りやすい状態に
    長時間残されると、皮脂は酸化し頭皮トラブルにつながる原因になります。



2.抜け毛の原因

頭皮の毛髪は1ヶ月に約1cmずつ伸びます。
1本あたりの寿命は5年前後。

成長初期・成長期(5~6年)* /  退行期(2~3週)* / 休止期(2~3ヶ月)*
*毛髪の目安期間、毛髪の成長期には個人差がある 



成長初期から休止期の周期が乱れる、これが抜け毛の要因です。
成長期の毛髪は途中で成長を止め、退行・休止期へ移行して脱毛となります。
成長期で成長が未熟なまま抜け落ちる、退行期へ移行すると抜け毛が増える、薄毛になると言われています。

1日の抜け毛は平均60−100本です。
いつもより抜け毛が多く感じた場合は抜け毛の太さと毛根をよく見ましょう。

太さが他の毛髪より細い場合や、毛根はふくらみがなく、細くなっている場合は髪の成長周期に支障をきたしている可能性があります。

原因は

  • 不規則な生活習慣
    食生活や睡眠の乱れは抜け毛の要因と考えられます。

    髪の成長材料となるタンパク質、ミネラル、ビタミンが不足していれば成長がしにくくなります
    し、
    十分な睡眠をとらないと、髪の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌が不十分となり髪が育ちににくなります。

  • 紫外線
    夏から秋にかけて、抜け毛が気になったことはありませんか?

    夏の間、毛髪は強烈な紫外線から頭皮を守り、
    その役目を終えた毛髪が秋に抜け落ちることで抜け毛が増えたと自覚します。


  • 間違ったシャンプー、洗髪の仕方
    髪を洗い流す時のお湯が熱ずきると頭皮にダメージを与えてしまいます。

    ごじごし洗いも頭皮のダメージのもと。
    シャンプーの洗い流しがないか、コンディショナーやトリートメントは頭皮につかないように気をつけましょう。


  • ヘアケア、スタイリング剤
    ヘアケア、スタイリング剤に配合される成分は、上手に使わないと頭皮に付着し、炎症を引き起こす可能性があります。
    ドライヤーの熱は頭皮を乾燥させてダメージを与えるので、ドライヤーは髪から15cm以上離すと乾燥しにくくなりますよ。


3.においの原因

頭皮のにおいは皮脂量が関係し、
過剰に分泌された皮脂とフケを餌にして雑菌が繁殖してにおいを発生させるのです。

過剰に皮脂を分泌させる原因を探ってみましょう。

  • 間違ったシャンプーと洗い方
    洗浄力が強いシャンプー、熱いお湯でごじごじ洗うと頭皮は一気に乾燥します。
    頭皮は乾燥から守るために、皮脂を大量に分泌してコーティング、これ以上内側からの水分蒸発を防ごうとするのです。


  • 髪の乾かし方
    洗髪後、長時間濡れたまま、または半乾きの状態は菌の温床となります。
    短い髪でも頭皮が湿っていると感じたら自然乾燥はおすすめしません。


  • 食習慣
    食事の内容は皮脂の分泌にも影響するとされてます。
    脂っこいものをたくさん食べると皮脂の分泌が増加し、
    肉中心の食生活を続けると、体内に悪臭の原因となる物質がたまりやすくなり、体臭や皮脂のにおいが強くなることがあります。


頭皮をセルフチェックしてみよう

頭皮の状態は季節や生活環境の影響を受けますから、時々チェックするといいですね。
当てはまる場合は、対策をしましょう。

  • かゆみ
    頭皮かゆみの他にも、頭皮のピンク色っぽい
  • 抜け毛
    抜けた髪の太さが他の髪より細い
    毛根の状態が先細っている(膨らみがない)

  • におい
    朝、起き抜たら、枕がにおう
    ドライヤーで髪が風でなびかせると、におう



頭皮の3つの悩み かゆみ・抜け毛・においの対策

1.かゆみの対策

かゆみの原因は頭皮の皮脂と水分のバランスが崩れた時におこりやすいので、
バランスをとる対策が大切です。

  • 頭皮の通気を良くする
    シャンプー後や汗をかいた後は、髪を自然乾燥させず、ドライヤーを使って頭皮までしっかり乾かすことで蒸れを防ぎます。
    長時間髪をおろしていると通気が悪くなりやすいので、髪をまとめたり、定期的にスタイルを変えて頭皮に風を通しやすくするのも効果的です。


  • しっかりとすすぐケアを心がける
    時間をかけて丁寧にすすぎましょう。
    特に耳の後ろや生え際はすすぎ残しが起こりやすいの場所。
    最後に頭皮にべたつきが残っていないか確認します。
    炭酸シャンプーやスカルプケアアイテムを使うと、毛穴に詰まった皮脂や汚れを浮かせて落としやすくなりますよ。


  • 頭皮に優しいシャンプーを使用
    保湿効果のあるシャンプーを選び、必要な皮脂を残すことで過剰な皮脂分泌を防ぎましょう。
    アミノ酸系シャンプーは、洗浄力が強すぎず、頭皮や髪に必要な皮脂を残しながら汚れを落とします
    自然由来の成分が配合されたオーガニックシャンプーは、頭皮への刺激が少なく、敏感肌の方でも使いやすいです。
    ラベンダーやカモミールなどの鎮静効果が高い成分が含まれているものを選ぶと、刺激から頭皮を守りますよ。


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2.抜け毛の対策

抜け毛は毛周期の「成長期」の期間をちゃんと過ごせる環境にすることがキーポイントです。


  • 頭皮マッサージ
    毛根1本1本に栄養を届けるためには血行を良くすることが大切です。
    頭皮マッサージは頭皮をほぐしストレスを軽減させる働きもあります。
    バドルブラシは手軽につかえて便利
    使い方はこちらからご覧くださいね。



  • シャンプーは優しく皮脂を取り除くタイプを選ぶ
    シャンプーは頭皮を清潔に保ち、毛髪が育ちやすい環境を作るタイプを選びましょう。
    乾燥が気になる方はアミノ酸系、ベタつきが気になる方はクレイ(泥)炭配合も刺激がすくなく皮脂を取り去る働きがあり、おすすめです。
    頭皮ケア成分が入っているタイプもいいですね。

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  • 育毛エッセンスの活用
    育毛エッセンスは、今ある髪を健康に保つための医薬部外品です。
    頭皮の環境を整え、髪が弱くなる原因を取り除くことを目的としています。

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その他には紫外線から頭皮を守るために、外出時は帽子や日傘をさすこともおすすめです。
食生活においても、バランスを考えて取りましょう。

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3.においの対策

においの原因は多すぎる皮脂の量と皮脂を酸化をさせないこと。


頭皮に負担をかけずに必要な皮脂は残して、余分な皮脂を取り去ることが大切です。
以下のことを意識してみましょう。

  • シャンプー前にブラッシング
    ブラッシングをすることで汚れがとれやすい状態に。
    スタイリング剤や頭皮の皮脂、汚れを浮かせる効果があり、シャンプーが泡立ちやすくなる効果も
    洗った時に汚れが落ちやすくなるため、シャンプーしやすくなりますよ。


  • 髪の乾かし方
    髪を乾かすことと、頭皮の湿り気を取ることにも意識しましょう。
    短時間で乾かすのがポイントです。
    <ポイント>
    ・タオルドライ 事前に髪の水分を取り除きます
    ・頭皮から乾かす(15cm以上はなして、左右に振り熱を分散させる、頭皮の場合は温度は60℃以下)
    ・髪を乾かし終わったら、根元が湿っていないか確認する。



  • シャンプーは低刺激でマイルドなシャンプーを選ぶ
    アミノ酸系シャンプーは、アミノ酸を使った洗浄成分を含むシャンプー。
    私たちの肌や髪と同じ成分で作られているので、頭皮や髪にやさしいのがポイント。
    余分な皮脂汚れだけをしっかり落とし、うるおいは残してくれます。

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まとめ 健やかな頭皮ケアで美しい髪へ


美しい髪は、健康な頭皮から育ちます。
かゆみや抜け毛、においといったトラブルも、頭皮の環境が整えば軽減されることが多いです。


毎日のケアに少し気を配るだけで、悩みが軽くなるかもしれません。
この記事を通じて、あなたに合った頭皮ケアが見つかれば嬉しいです。


頭皮ケアを日々の習慣にして、健康な頭皮から美しい髪を育てていきましょう。

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